十輪寺  Jyurinji

じゅうりんじ
通称 なりひら寺

本堂
十輪寺は、嘉祥3年(850)に創建され、平安時代の歌人で、「伊勢物語」の主人公在原業平の晩年の隠棲地として知られている。通称「なりひら寺」と呼ばれる。毎年、その命日5月28日に「業平忌三弦法要」が営まれる。三味線に合わせてお経を唱え、京舞や生け花などが奉納される。
十輪寺のご本尊、延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)は腹帯地蔵尊と称され、子授け安産の祈願に、また、業平が塩焼きの風流を楽しんだといわれる「塩がまの跡」は、恋愛結婚成就の祈願として親しまれている。延命地蔵菩薩は年1回、8月23日に御開帳される。
十輪寺の春 ・・・ さくら  SAKURA
十輪寺の庭園中央にある枝垂桜は、訪れる人々の心がわかる、、、その樹齢の長さに感嘆するとともに花咲かせるけなげさに見入るものがある。
高廊下、茶室、業平御殿の三ヶ所から場所を変えて眺めることができる。
趣の違う様が見る者の心の様を映し出す・・・「心の庭」といわれる。
庭園 ( 三方普感の庭 )
(さんぽうふかんのにわ)
十輪寺の秋 ・・・ もみじ  MOMIJI
11月中旬頃、「なりひら楓」と称される風情ある紅葉が楽しめる。



 ◆ 十輪寺 ◆
場所 京都市西京区大原野小塩町481
交通 JR東海道本線「向日町」駅、又は阪急電鉄「東向日」駅より阪急バス「小塩」終点下車、徒歩2分
  市バス 臨時・西2 桂西口より「大野原小学校前」下車、徒歩1.5km
時間 9時〜17時
駐車 有(普通車20台、バス3台、無料)
連絡 十輪寺 075-331-0154



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